「大阪府立生野聴覚支援学校児童事故裁判~障害者のいのちの値段とは」 日時:2025年8月17日(日)於:長田区文化センター 参加者:78名
真夏の午後、たくさんの方が参加されました。会場ではバザーブースも出店され作業所「おのころの家」「はりまふくろうの家」のお菓子などを求める人たちで、賑わいました。
前半の講演は、弁護団の水田 敦士弁護士から、聴覚障害児童が将来得られたはずの生涯賃金(逸失利益)について、過去の判例の流れから分かりやすく解説していただきました。
昭和時代は重度障害者の逸失利益はゼロとされていたそうです。それが、障害がない人の賃金を基に減額した裁判例に変わっていった。その理由には障害者権利条約批准による障害者法制の整備や障害に対する社会の理解、支援の広がりが背景にあったそうです。
大阪地裁の判決は全労働者の平均賃金の85%でしたが、大阪高裁では年少障害者については、特別な事情が無い限り全労働者の平均賃金により計算をする、という画期的な判決が出ました。
後半の講演は、大阪聴力障害者協会 常任理事 中岡 正人氏をお招きし、7年にわたった裁判の支援活動についてお話しいただきました。裁判で当初40%と示された逸失利益は、障害者権利条約で認められていない女性と障害者への複合差別であるとして署名活動をした。被告である保険会社の主張が大きく変わったのは、世論の反響があったからだろうとのことでした。
詳細は講演記録をお読みください。

