聴覚障害者の事業活動を支援する団体です

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聴覚障害者理解の為に講演会、学習会を開催し、相互理解の場を提供します。

2024年度夏の学習会「優生保護法訴訟~勝訴判決を受けて」

講師:松本多仁子さん(優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会事務局長)

1948年から1996年まで続いた優生保護法による被害者は、厚労省の発表では2万5000人とされていますが、人工中絶を強要された人も含めると8万4000人にものぼるとのことです。優生保護法は憲法違反と審判が下され、岸田首相や法務大臣から謝罪がありました。これからは補償や全面解決のための新法づくりへと動きます。

兵庫県では1966年から1972年まで「不幸な子どもの生まれない県民運動」があり、中学校では保健体育の時間に優生教育が行われました。全国でも同じような取り組みがありました。国が広げた優生思想を根絶するため、社会への教育・啓発も大きな課題です。講師はまとめで、「勇気をもって国を訴えた原告がいるから、恥ずべき歴史を見直し、未来に向かうことができる」と述べられました。

ひょうご聴障ネットからは支援団体「優生保護法による被害者とともに歩む兵庫の会」に3万円のカンパをしました。首相が交代しても約束が守られるように国の動きを注視し、優生保護法問題に関心を寄せていきましょう。

午前に同会場で全国聴覚障害者福祉研究交流集会プレ企画の講演会もあり、そのまま参加された方もいたようです。本大会は11月30日(土)、12月1日(日)に開かれます。申込は、下記集会申し込み用ページからできます。

https://zenchi28th.wixsite.com/hyogo

バザーは、遠く但馬、淡路、姫路からも来ていただきました。たじま聴覚障害者センターのコーヒーは美味しい焼き菓子のお供になりました。淡路の玉ねぎ、書籍、DVDなどバザーも盛況でした。

2023年度夏の学習会「優生保護法訴訟大阪高裁勝利判決から考える」

講師:弁護士大槻倫子さん(優生保護法被害兵庫弁護団)

2022年2月大阪高等裁判所で原告勝利の判決が出ました。「国の責任を認める画期的な判決!」と言われても、今一つ内容が分からない。この判決が出た後、我々はどのように運動していけば良いのか分からない。この様な要望に応えて学習会を企画しました。

猛暑でかつ難しい内容にも関わらず50名の参加がありました。非会員の方は14名でした。車いす使用者、視覚障害など聴覚障害以外の方の参加が印象的でした。

大阪高裁判決で国の責任が認められた理由は

1.優生保護法は非人道的で、個人の尊厳を認めた日本国憲法に反する。

2.被害者が裁判を起こすことが出来なかったのは、加害者である国に責任がある。

とのことでした。

講師の大槻弁護士からは、「大阪高裁判決後、国の責任を認めない判決も出ている。勝利の為には世論を盛り上げることが必要。署名、国会要請などが大切だ。」と訴えられました。

私たちは「裁判」と聞くと「難しい」と思います。しかし、社会に訴えていくことにより、世の中の人の考え方が変わる、裁判の判決が変わる。これまでの、ろうあ運動と同じだと分かりました。

◇参加者の感想です

「優生裁判の話を詳しく聞けてよかった。引き続き関心をもって応援したい。」(聴者)

「裁判の内容を詳しく丁寧に説明していただき、良かった。原告の小林さんの話が聞けてよかった。」(ろう者)

「分かりやすく話していただいた。裁判長の考え方しだいで、判決に違いが出る。理由を述べてくれる方、結論のみで法律だからと切る方がいて、難しさを感じた。」

「裁判が長期化している。早く結審してほしい。小林さんは奥さんを亡くして寂しいのかお年を召された。他の原告、まだ裁判を起こしていない人もいる。解決に向けて早く動いてほしい。」(聴者)

      

     2022年度ひょうご聴障ネット夏の学習会

3年ぶりの夏の学習会は、難聴・中途失聴者をテーマとして取り上げました。講師には40歳で失聴された田村医師をお招きしました。

コロナ感染者が過去最高を更新する中での開催でしたが、64人の参加がありました。特に、これまでの学習会と比べて、難聴者の参加が多かったです。

講演の内容は、耳のしくみ、難聴、耳鳴り、中途失聴の苦しみ、障害の受容などについて、ご自身の経験も含めてゆっくり、ていねいに、わかりやすくお話ししてくださいました。また、2017年に人工内耳を装着した経験から、人工内耳についても解説がありました。また周囲の人に自分とのコミュニケ―ション方法について理解してもらうための「トリセツ」のすすめなど、「聞こえる人」「聞こえない人」「聞こえにくい人」のすべてを経験している田村医師のお話に、参加者は集中して聞き入っていました。

質疑応答では、聴覚障害認定制度について、音は聞こえるが、言語として理解できない障害(APD)について、聴覚障害と音楽についてなど、時間を延長してたくさんの質問や意見が出ました。

◇参加者の感想

聞こえのこと・聴覚障害のことを詳しく説明していただけたので、忘れかけていたことも復習できて良かったです。障害を受容することの難しさを、テキストを見たり体験談を聞いて分かっているつもりでしたが、田村先生が自殺しようとしたとお聞きして、驚きました。障害程度等級に問題があり、それを見直すのに多くの課題のあることも理解できた学習会でした。

「この学習会は3年ぶりに開催されることができ、嬉しく思います。講義の内容では、先生が40歳時に聴力が低下した経緯など貴重な話を聞かせて頂きました。

「自転車に乗れますが、後ろを振り向くと、平衡感覚が無いので、本当に怖い」と言う話は、今までの難聴者との関わりの中でも、よく分かりました。」

「難聴者の先生のお話は具体的で、これまで学んだこと以上のことを知ることができました。医師の中でもまだまだ正しく理解されていないこと、知らないままに対応されていることもあると知り、驚きましたが、中途失聴者としてのお話や耳鳴り、人工内耳等のお話はとても参考になりました。」

「参加者からの質問を聞き、手帳の等級や検査結果の「〇デシベル以上」という数字だけで聴力を判断してはいけないのだと感じました。一人ひとりに合わせてコミュニケーションを取ることが重要であり、伝え方のポイントも大変参考になりました。今後も様々な学習会に参加していきたいと思います。ありがとうございました。」

2020・2021年度 ひょうご聴障ネット夏の学習会

新型コロナ蔓延により中止となりました。会員の皆さまには、三密を避ける、マスクを着けるなど、感染予防対策を万全にされ、ご自愛ください。

2019年度 ひょうご聴障ネット夏の学習会
 【障害者雇用水増し問題を斬る!】

今年の夏も暑い! 学習会も熱い! 今回のテーマは国の障害者雇用の水増し問題についてでした。障害者の雇用促進に関する法律では、企業が従業員の一定割合の障害者を雇うことを義務付けています。その基準(法定雇用率)を満たさない企業からは罰金(納付金)を取っています。納付金を基にして障害者の雇用に関する事業を行ってきました。その成果もあり、障害者の働く場が広がってきました。

法律では、官公庁は対象とされていませんが、基準を守っていると言っていました。ところが、2018年、障害者手帳を持っていない人を障害者として計算していた。40年間嘘の報告をしてきたことが明らかになりました。

私たちはこの原因、解決策について学びたいとDPI日本会議の尾上さんを招いて講演会を開きました。

問題が起こった理由としては、国では障害者を対象とした採用が行われて来なかったこと、障害者を受け入れて来なかったことによる無知、障害者にできる仕事は無いという偏見が背景にありました。

水増し問題が発覚した後、国が設置した検証委員会は障害当事者を含まず、問題解決にはほど遠いものでした。水増しについても「恣意的ではあったが、意図的ではなかった」とされました。大変残念な内容で詭弁(言葉によるごまかし)でしかないものです。

2019年2月に慌てて、国は障害者を対象とした採用試験を実施しましたが、数合わせにでした。採用条件に「介助者なし」として、抗議を受けて削除するなど、合理的配慮も理解していないことが明らかになりました。また、採用されても半年内に5%が離職するなど職場の受け入れ態勢も問題があります。

講演後の質疑応答では、国の障害者対象試験に合格して採用されたが、「これまで障害者無しでやってきた」「障害者ができる様な仕事は無い」と言われた、という体験談がありました。やはり、国は真の反省ができていない。このままでは真の解決は図れないと感じました。今後も国の障害者雇用には注意と要求が必要だと感じました。

2018年度 ひょうご聴障ネット夏の学習会
 【あなたが、だまされないためには】

今年の夏の学習会は手話通訳者で、かつ司法書士である木原さんに愛媛から来ていただきました。

講演は、前半は具体的な詐欺の方法を実際に送られてきた書類を見せて説明して頂きました。

情報弱者と呼ばれる聴覚障害者だけでなく、聴者も騙されそうな巧みな詐欺の方法に目からウロコでした。

後半では、実際に聴覚障害者が騙された詐欺を説明されました。

・ろうあ者は手話ができる聴者、ろうあ者を、すぐ信用してしまう。

・「借用書を書くからお金貸して欲しい」と頼まれたら貸してしまう。

・ねずみ講、マルチ商法では上手な手話通訳者を使えば、簡単に騙されてしまう。

田舎では公的な資格をもった手話通訳者が少ない。それに付け込んで、「一級手話通訳者」の名札を付けて個人的に手話通訳を請負う人がいる。契約、相続等で親族に入り込んで不当に金銭的な要求をするとかの例が出されました。

聴覚障害者への情報提供の大切さ、また、公的機関や司法書士等の公的資格を持った人の組織との繋がりが重要と強調されました。講師の呼びかけもあり、会場には日本司法書士連合会、障がい者の権利擁護部会の方など10名の司法書士が来られていました。私が思っていたよりも、司法書士会の皆さんの意識が高い事に驚きました。

講演後、聴覚障害者団体と司法書士会とで名刺交換をされていました。この講演がきっかけとなり、聴覚障害者団体と司法書士会が共同で何かの取り組みができれば、嬉しく思います。

2017年度 ひょうご聴障ネット夏の学習会
 【全ての人が誇りをもって生きられる社会に!】

2017年8月6日、神戸市勤労会館大ホールに於いて、2017年度夏の学習会を開催しました。

今年は「ナミねぇ」の愛称で親しまれている社会福祉法人プロップ・ステーション理事長の

竹中ナミさんにお越しいただき「全ての人が誇りをもって生きられる社会に!」と題して

講演していただきました。

「重度心身障害者の娘と一緒に社会を変えたい」と思ったこと、

今年で26年目になるプロップ・ステーションについて、

聴覚障害者やその他の障害を持つ仲間、

ビルゲイツを始めとする各界の友人との交流について、エネルギッシュに

語ってくださいました。

「障害者を納税者にできる日本」というスローガンには

「働けない障害者はだめなのか」「障害者に無理やり仕事をさせるのか」

などの意見があったが、そうではなく、

障害があっても働く能力を持っている、コンピューター(ICT)を利用することによって

働く場を作っていくのだと…

障害者が「困っていること」はビジネスの種である、

先ず、民間で事業化して、次に行政へ提案して、制度にしてもらう…

「ナミねぇ」の活動は、私たちの運動のやり方とは少し違っていますが、

私たちの活動に通じる力強い言葉も数多くあり、

運動と事業について新たな可能性も感じた刺激的なお話でした。

これまで知らなかった新しい物の見方、考え方を知る良い機会になりました。

2016年度夏の学習会「~共に学びましょう!~障害者差別解消法・改正障害者雇用促進法」

8月最後の日曜日となった2016年8月28日(日)、神戸市新長田勤労市民センターにおいて

ひょうご聴障ネット夏の学習会を開催しました。会場には126名の参加がありNHKのニュースでも放送されました。

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難聴者、盲ろう者、ろう者の差別をうけた体験発表のあと、藤原精吾弁護士の障害者差別解消法、障害者雇用促進法に基づく解説がありました。

「自分のために法律を使う、その勉強の助けになれば。」藤原弁護士はそう前置きをして、講演を始められました。

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これらの法律は、障害者権利条約批准に基づいたもの。

障害者自身が法律を知り、実際の生活で起こった差別事例に気付き、行動していくことが大切。

根強く残る優性思想を払拭するための啓発活動、権利を守るための人権機関の設置などへの行政の動きは鈍く、

まず、当事者が声を上げないと始まらない、学習し自信をつけて、権利を守る仕組みをつくれるよう働きかけていきましょう、

と強く訴えられました。

「聴覚障害者とみんなの交流ひろば」を開催しました

2015年12月6日(日)神戸市勤労会館に於いて、日頃聴覚障害者と関わりのない一般市民の方に、

聴覚障害について知ってもらおうと「聴覚障害者とみんなの交流ひろば」を開催しました。

午前中は兵庫県難聴者福祉協会によるノートテイクを受ける体験や音声認識アプリ体験、

兵庫県聴覚障害者協会と兵庫手話通訳問題研究会によるミニ手話教室、耳鼻科医による耳の相談等を行いました。037午後は、漫画「ペコロスの母に会いに行く」の著者岡野雄一氏に

「母との想い出~豊かなコミュニケーションの中で~」というテーマでご講演いただきました。

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お母さまが認知症になり進行していく様子は、「壊れていっている」というよりも

「ほどけていっている」という感じで、

どういう人生を経て今ここにいるのかということに思いを馳せながらありのままを受け入れることができた。

介護に向き合っている人は、自分の時間ももちつつ、ゆるーりと介護をやってほしい、というお話に、

参加者は自身の体験に重ねそっと涙を拭いたりする姿が見られました。

午前、午後合わせて約200人の参加があり、一般の参加者にも聴覚障害者からのメッセージを届けることができ、

また情報保障の様子を見ていただく機会となりました。

2015年度ひょうご聴障ネット夏の学習会

大杉勝則氏講演会「盲ろう者のくらしを知ろう」

2015年8月9日(日)神戸市勤労会館大ホール%e5%a4%a7%e6%9d%89%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%88%e6%8b%8d%e6%89%8b%ef%bd%9e%ef%bc%892015年8月9日(日)神戸市勤労会館に於いて、ひょうご聴障ネット夏の学習会を開催しました。

今年は「盲ろう者のくらしを知ろう」というテーマで、広島盲ろう者友の会会長の大杉勝則さんにご講演いただきました。

115名の参加者が大杉さんのユーモアたっぷりのお話に引き込まれました。

ご自身の生い立ちから話され、生まれつき聞こえない上に視野が狭くなり

コミュニケーションはどうすればいいのかと4年間ふさぎ込んでしまったとのこと。

しかしテレビ番組で熊本の盲ろう者が楽しそうに交流している様子を目にし、

そこから活動を始められ、1995年広島盲ろう者友の会、2006年全国盲ろう者団体連絡協議会を立ち上げられました。

また、ブレイルセンスという機械など、普段の生活で使っておられるグッズを紹介されました。%e5%a4%a7%e6%9d%89%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%88%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%a7%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%a7%e6%9d%a5%e3%81%be%e3%81%99%ef%bc%89「自分でできることは自分で取り組みたい」

「通訳介助員はまだ足りない。目に見える情報を盲ろう者に伝え、共に歩んでほしい」

と講演を締めくくられ、様々な工夫や大杉氏の生き方にも学ぶことが多い学習会となりました。

2014年度ひょうご聴障ネット夏の学習会

藤井克徳氏講演会「障害者権利条約がわかる学習会」

2014年8月24日(日)神戸市勤労会館大ホール

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8月24日(日)神戸市勤労会館において、毎年恒例のひょうご聴障ネット夏の学習会を開催しました。

今年は「障害者権利条約がわかる学習会」と題し、JD(日本障害者協議会)代表で障害者権利条約が国連で審議されているときから深く関ってこられた藤井克徳氏に午前の部・午後の部の二部制でたっぷりお話をしていただき、129名の参加者はゆっくりと理解を深めている様子でした。

参加者の様子 前から

午前の部では「権利条約の最新情勢」として、権利条約が採択されるまでの流れや背景、批准後の「あたりまえの暮らしを実現する」ための障害分野での課題などを話されました。

権利条約は楽譜と同じで世界共通。しかし奏で方によってその価値は大きく変わる。この権利条約をどう活かしていくか、価値を増していけるのかは、私たちに問われているのです。

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午後の部は、難聴者、盲ろう者、ろう者から「みんなに知ってもらいたいこと」「差別をされて困ったこと」をテーマに当事者発言でスタート。

講演では「だれにでもわかる障害者権利条約」と題して、条約の内容について詳しく学習しました。

東日本大震災では、障害者の死亡率が健常者の死亡率の2倍にだったというデータには、平常時には見えてこない「2倍の不利益」が隠されている。この格差=人災を解消するためには・・・?

権利条約の中で何度も繰り返される「他の者との平等を基礎として」という言葉。それを実現するための大切な3つの要素。

「合理的配慮」「積極的特別措置」「アクセシビリティ」。そして「私たち抜きに私たちのことをきめないで」というフレーズ。

これらをキーワードに、障害者権利条約を学び血肉として社会に働き掛けていく大切さをゆっくりと語られました。

私たちの暮らすこのまちが、兵庫県が、この国が、全ての人が暮らしやすい社会になるように、権利条約に息づいている輝きを地域の隅々まで伝えていくきっかけとして、ここでの学習が小さな種となったことを実感できる学習会でした。

  2013年度ひょうご聴障ネット夏の学習会

湯浅誠氏講演会『障害と自己責任~理解の輪を広げよう~』

2013年8月11日(日)神戸市勤労会館大ホール

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8月11日(日)神戸市勤労会館大ホールにて、ひょうご聴障ネット2013年度夏の学習会を開催しました。

今年の講師は「反貧困」を掲げて広く活躍されている湯浅誠氏。記録的な猛暑の中でしたが、県下各地から180名近い参加がありました。

学習会は岡野代表の挨拶で開会し、難聴者、盲ろう者、ろう者の3人の当事者から

「障害について理解してほしいこと」「障害と自己責任」などについて自分の体験などを交えて発言してもらいました。

 そして湯浅氏の講演。ニュースキャスターの辛坊氏の遭難から、イラク日本人人質事件、いじめ問題、ホームレス問題など

幅広い視点から「自己責任論」を掘り下げ、

問題の対象の存在を切り捨て、自分の中の声(問題意識)を切り捨てることにより、人として貧しくなっていくと話されました。

人としての豊かさ、社会としての豊かさとは何か、

理解してもらえない人にこそ声を届けていくことの大切さ、「越境」していくことの大切さなど、

多くの気づき、学びを得た有意義な学習会でした。

050湯浅氏のお話は終始ゆっくりとやわらかい口調でしたが、内容は鋭く、共感する部分り、目を開かされる部分ありで

参加者それぞれに得るものがあったと思います。

講演会『生き生きと働くなかまたち~共同作業所の現状と課題~』

2013年5月12日(日)神戸市立婦人会館「さくら」

ひょうご聴障ネット2012年度総会

2012年度ひょうご聴障ネット総会終了後、恒例の講演会を開催しました。

今年のテーマは「生き生きと働くなかまたち~共同作業所の現状と課題~」

まず、「はりまふくろうの家」「地域活動支援センター夢ふうせん」「たつのころうあハウス」「おのころの家」の

4作業所から現状と課題について報告いただいた後、兵庫セルプセンター副理事長である山﨑玲輔氏にご講演いただきました。

山﨑玲輔氏

山﨑氏の講演では、先に報告のあった4作業所それぞれに対してコメントがあり、

その後兵庫セルプセンターの事業内容の説明を通じて、

作業所として事業を展開していく上で大切なこと、必要なことなどをポイントを押さえ具体的に話してくださいました。

豊富な経験と知識からの的確なお話は、大変説得力があり、興味深いものでした。

福祉という限られた枠の中ではなく、幅広いエリアの中で発想を広げていくことが大切だとのこと。

作業所の方々の真剣な様子も印象的で、この講演会を機に、新しい繋がりが広がっていくことを願います。

※講演記録はこちらから⇒山﨑氏講演会記録

2012年度ひょうご聴障ネット夏の学習会

「聴覚障害者と差別禁止法」

~安心して暮らせる未来を求めて~Part2

2012年8月19日(日)

ひょうご聴障ネットの恒例行事、夏の学習会を、

8月19日(日)新長田勤労市民センターにて開催いたしました。

弁護士の藤原精吾先生を講師にお招きし、「聴覚障害者と差別禁止法」について学習しました。

第1部では、「教えて!藤原先生」と題し、

これって差別ではないの?という障害当事者からの差別事例に関する質問に、藤原先生に答えていただきました。

ポイントを押さえた明解な回答で、身近な問題がどう法律に繋がっていくのかがよくわかりました。

第2部では、第1部の内容や最新の状況なども含めご講演いただきました。

合理的配慮とは何か、諸外国の立法はどうなっているのか、私たちが求める方向は何か、など

グローバルな視点から聴覚障害者にポイントを絞った身近な問題まで、わかりやすく説明していただきました。

また差別禁止法ができても、それだけでは安心できないのであって、

パリ原則に基づくところの政府から独立した救済者機関が必要であること。

そして一人一人が「これは困る、これは差別だ」と思うことが一番大切で、それが出発点である。

そこから私たちが主権者として声をあげ、社会改革や意識改革につなげていくことが必要である。

と、力強いお話をいただきました。

暑い中でしたが、約130名もの参加があり、みなさん、熱心に聞き入っていました。

 講演記録はこちらから⇒差別禁止法学習会記録120819

 

 講演 「聴覚障害者と差別禁止法」

~安心して暮らせる未来を求めて~

2012年5月13日(日) 神戸市勤労会館大ホール

2011年度ひょうご聴障ネット総会終了後、恒例の講演会を行いました。今年のテーマは「障害者差別禁止法」。非営利活動法人兵庫障害者センター理事長である藤原精吾弁護士を講師に迎え、2013年成立予定の障害者差別禁止法について、どんな法律が必要なのか、聴覚障害者の暮らしと具体的にどのように関わりがあるのかをお話しいただきました。

講演記録はこちらから⇒120513★聴覚障害者と差別禁止法★

アピールパレード

講演会終了後、会場から三宮センター街を通って元町まで、

聴覚障害者の理解を求めるアピールパレードを行いました

これまでの学習会

2007年8月12日(日)共同作業所シンポジウム

お気軽にお問い合わせください。 TEL 078-362-5250 / FAX 078-362-5270 受付時間 10:00~16:00(月・木)

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