「2023年度災害と障害者のつどい」~障害者のニーズを見える化するために~

日時:2024年1月28日(日)13時~16時 主催:NPO法人兵庫障害者センタ

記録作成の協力をしました。機関紙に講演記録、概要を掲載しています。

◇講演「障害者の防災対策とまちづくり」北村弥生氏

 東京南池袋で自治会の防災部長をしている北村さんから、具体的な活動内容の報告がありました。災害が起こった時に障害者はそれぞれのニーズがある。しかし、具体的に見せなければ対応ができない。障害者自身が自治会の防災委員に参加する。また、防災訓練に参加するとニーズが見える。障害者が防災士に資格を取れば、指導する立場で参加できるし、定期的に研修があるから最新の情報を自治会に提供できる。等、障害者自身が積極的に関わっていく事例を紹介して頂きました。講演録を機関紙に掲載しています。

◇報告「兵庫県下41市町自治体アンケート報告」

①指定避難所について、②福祉避難所について、③福祉避難所への直接避難について、④誰一人取り残さない防災についての取り組みや課題、⑤福祉施設の防災について、⑥要配慮者の防災対策について6項目の報告でした。福祉施設の防災対策について行政は殆ど把握していないと聞いて驚きました。

◇パネルディスカッション「みんなで助かる防災のまちづくり」

 研究者のコーディネーターと活動家、行政、視力障害者、精神障害者支援者合わせて5人による対談でした。それぞれの立場から体験談、障害者ニーズの見える化について話がありました。