ひょうご聴障ネットの県議会訪問は、2008年の「行革反対署名」からでした。2008行革プランで、設置したばかりの県立聴覚障害者情報センター予算が削減されたのです。センターは開所したばかりで、予算は所長、事務員の人件費が中心でした。

これでは、センターは「ただのハコ」になってしまう、と行政と交渉しましたが「行革方針だから」でおしまい。仕方なく、「ひょうご聴障ネット」が取りまとめ団体として、県下で「行革反対署名」を始めました。

その結果、県議会から提案があり、署名を「聴覚障害者の福祉向上をめざす」と変えて議会で採択されました。センター予算は、事業予算が復活し、ろうあ者、難聴者、盲ろう者の事業を始めることができました。

それからは、聴覚障害者団体、情報センターの要望書は、行政と議会へ出すようになりました。毎年、県予算を決める9月議会へ提出しています。昨年はコロナで中止、今年は12月となりました。議会の全会派を回っています。

大きな会派に要望を受け入れてもらうことが、要求実現の近道だ、来年度予算を決める9月議会前に、議員向けの学習会を開けばどうか、また知事との懇談会を開いてはどうか、との提案を頂きました。